SBI証券、楽天証券、マネックスグループ、松井証券、カブドットコム証券のインターネット証券大手5社の2010年7~9月期決算は、個人投資家による株式売買が低迷したことなどから、全社で減収減益となった。株式売買手数料の減少のほか、外国為替証拠金(FX)取引では8月に導入された証拠金倍率(レバレッジ)の規制強化が響いた。大手5社の最終利益の合計は、約35億円にとどまった。
一方、10年中間期(4~9月)決算の大手5社の最終利益は約138億円となった。最大手のSBI証券の中間利益は前年同期比9.8%増の48億円となったが、楽天証券は同6.4%減の25億円。マネックス、松井証券、カブドットコム証券は同20~40%減った。