「借地代なければ、福岡はむちゃくちゃいい空港」
この点は、午前中の「費用便益分析」の議論でも、仕分け人が厳しく指摘しており、国交省の津川祥吾政務官は、今後、同法人に対して発注を行わないことを明言したばかりだ。
国交省側は
「(福岡の2本目については建設中・計画中ではなく)調査中」
と釈明する一方、川本氏は
「十分再考の余地があるということでいいですか?」
と、クギをさしていた。
2本目の滑走路建設計画には暗雲がたちこめた形だが、仕分け人の民主党の緒方林太郎衆院議員(福岡9区)が、
「(赤字の原因になっている)借地代さえなければ、福岡は、(アクセスなどの面で)むちゃくちゃいい空港。ぜひ、ぜひ頑張ってほしい」
とフォローする一幕もあった。
また、
「特会があるから、これだけじゃぶじゃぶお金が出てくるとは思われかねない」(長妻昭・前厚労相)
と、空港整備勘定について、この日に12人の仕分け人が下した結論は「廃止」だった。