移住者の大半は昔からのファン
標津町では移住を希望する人達に安心して住んでもらえるように、町の説明を徹底。冬の様子を知ってもらうため、冬に旅館に泊まるなど体験してもらい、納得して住んで頂けるように呼び掛けた。
その結果、契約を辞退する人も出て、無償で分譲した土地のもらい手は予想を大きく下回った。標津町企画政策課はこう話す。
「確かに冬は厳しいですけど、慣れてしまえば冬だったとても快適に過ごせる町です。大自然も満喫できますし、北海道自体が移民の地ですから新しく入ってきても住民と解け合えます。ぜひ移住してきていただきたい」
現在、本州から移住して来た人達の殆どは、昔から標津町のファンで何度もこの地を旅行で訪れていた人なのだという。
移住の問い合わせが殺到している秩父別町は、標津町や八雲町の様子を見ていて、土地購入の契約を終えた人達に対し、本当に移住してくれるのかこれから何度も確認していくのだという。販売する居住区画は水道や電気などのインフラはまだ整備しておらず、移住希望者が家を建てる「確定」をもって整備に当たるとしている。