三原議員「出産機能発言」どこが問題? 批判の民主議員に異論相次ぐ

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   自民党の三原じゅん子参院議員(46)が体験談を元に女性の出産機能について触れた発言に、民主党議員が「不適切だ」と噛みつき、論議になっている。発言には、本当に問題があるのだろうか。

   2010年7月の参院選で初当選した元女優の三原じゅん子議員にとっては、質問デビューの機会だった。

「自分の体験を話したにすぎません」

反論に擁護コメント多数
反論に擁護コメント多数

   10月21日の参院厚生労働委員会で、三原氏は、新人としては異例の50分間が与えられた。そこで、選挙戦から訴えていた子宮頸がんの予防ワクチン接種の必要性について取り上げ、まず体験談から切り出すことに。

   三原氏は、自ら2年前に子宮頸がんを患ったと告白した後に、こう話を続けた。

「そして、女性にとって最も大切な子どもを産むという機能を失ってしまいました」

   さらに、その体験を元に予防接種を広める運動をしてきたとし、全額公費助成を早く実現するよう国に訴えた。

   ところが、女性の出産機能に触れた発言に、反応する委員がいた。毎日新聞の21日付記事によると、民主党議員から「女性は子どもを産むためにあるような表現で不適切だ」との批判が出たというのだ。厚労委の民主党理事は、近く三原氏に注意するよう野党理事に求めるとも報じている。

   これに対し、2ちゃんねるなどネット上では、「女性全般に対してならアウト」「最もと言ってる事が問題なんだろう」などいう見方もあった。とはいえ、「自分の体験した事実を言って何が悪いのか」「なんという揚げ足取り」などと、民主党議員への異論がかなり多くなっている。

   三原氏も22日、民主党議員の批判に対し、自らのブログで反論した。

   「不適切?」のタイトルで、選挙中から同じ表現を使っていたが、クレームは一度もないと主張。「自分の体験を話したにすぎません」として、この議員の言葉こそ差別だと訴えた。

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