米女優、ジェシカ・アルバさんのヌードが話題になっている。新作映画で、全裸でのシャワーシーンがあるのだが、英国の大衆紙が「ヌードはつくられたものだ」と、下着を着けてシャワーを浴びるアルバさんの写真を掲載したのだ。
実はアルバさんは、以前から「ヌードお断り」と発言しており、映画のプロモーションの場では「後から映像処理した」と自らネタばらし。セクシーなアルバさんの「ヌード解禁」に期待したファンはネットに、落胆の書き込みを寄せている。
シャワーシーンに白い下着
ジェシカ・アルバさんは、2000年から米国で放映されたテレビドラマ「ダークエンジェル」に主演して人気に火がついた。その後は主に映画に活動の場を移し、2010年の「マチェーテ」(日本では11月6日公開)で、ロバート・デ・ニーロやスティーブン・セガールらと共演している。
この映画で、アルバさんが全裸でシャワーを浴びる一コマがあるのだが、一部メディアが疑惑の目を向けた。英大衆紙「デイリー・メール」電子版によると、ヌードはCGではないかというのだ。同紙は、「修正前」の写真を独自に入手したとして掲載。見ると、アルバさんが白い下着を着けており、「修正後」として映画に登場する全裸の写真と並べてみせた。
もう一つの根拠としてデイリー・メール紙は、アルバさんが2010年3月号の英「スカーレット」誌のインタビューで、敬虔なカトリックであることを理由にヌードを演じることを明確に否定したことを挙げた。インタビューでは「セクシーな格好をしたり、色っぽく演じたりすることはできるけど、全裸はムリ」と話している。厳格な家庭で育ったことも、裸を見せることに抵抗感を示す理由のようだ。
「あれは特殊効果なのよ」と暴露
「独自入手」の写真が本物である確証はない。しかし、アルバさん自身が映画の宣伝のためのインタビューで、シャワーシーンは裸でなかったと断言しているのだ。
例えばAP通信のインタビューでは、共演した女優のミシェル・ロドリゲスさんがアルバさんのヌードを「あれは『特殊効果』なのよ」と暴露。続けてアルバさんが「ブラジャーと下着を着けていたわ。後から(映像上)消したの」と話すと、ロドリゲスさんは「私だって明日にでもヌードになれるわよ」と笑った。MTVの取材でも、アルバさんは「脱いでいない」と主張。「本物の裸」ではないと自分から明かした。
ファンにとってはショックだったようだ。ネットには
「誰がこんな(CGのような)技術を開発しやがったんだ」
「下着着けてたんだって。ジェシカ、ひどいじゃないか」
「修正前の写真の方が、お腹が出ている気がする」
といったコメントが並ぶ。
ただ、本当は脱いだのだが、「宗教上の理由」でヌードを拒んでいる手前「デジタル処理した」と言い訳せざるを得なかった、というケースも考えられないわけでもない。