「JALは高品質の会社であるべきだ」 稲盛会長、LCC設立を事実上否定

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「12年2月をメドに退任」は撤回

   JALが8月31日に東京地裁に提出していた更生計画案の中には、LCCの設立を「今後検討する」と明記。だが、この記述には前原誠司国交相(当時)の意向が反映されているとみられ、同日の会見では、大西賢社長が「研究を進めた上で判断したい」と慎重な言い回しをしていた。今回の稲盛会長の発言で、JAL側の否定的なスタンスが改めて裏付けられた形だ。

   なお、この8月31日の会見では、稲盛会長は

「当初から3年だと申し上げてきましたけれども、もう年も年ですので、2年ぐらいで勘弁してもらおうかなぁ、と実は今思っております」

と述べ、当初の予定を繰り上げて12年2月をメドに退任したい意向を表明。その理由について憶測を呼んだが、10月20日の会見では

「2年ぐらいで勘弁して欲しいと言ったが、なかなかそうもいかないかもしれない」

と、発言を軌道修正した。

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