「コンテンツファイルの設定によるが対応している」
かなり早い段階で、編集者の仲俣暁生さんが
「行頭に句点がくる画面を平気で広報用に載せている時点で気持ちが萎える。表示フォントはこれしかないのかな。こんな書体じゃ誰も読まないよ」
と批判。これに対して、批評家の東浩紀さんは
「こりゃあ、格好悪いですねえ」
ITジャーナリストの佐々木俊尚さんも
「ほんとだ。酷い」
と同意した。他のツイッターの利用者も
「アウト」
「これはひどい」
などと非難を続け。知的財産権に詳しい小倉秀夫弁護士も
「日本語禁則処理はしない!という意思の表れかも」
と、皮肉った。また、ゴシック体に見えるフォントも、縦書きで小説を表示するには不適切だとして評判が悪い。
KDDI広報部によると、
「(電子書籍の)コンテンツファイルの設定にもよりますが、禁則処理には対応しています。フォントも、『新ゴR』というゴシック体と、『リュウミン』という明朝体に対応しています」
とのことで、「禁則処理ができない」というツイッター上の懸念は杞憂だと言えそうだ。ただし、広報資料に禁則処理をしない設定の電子書籍ファイルの写真を載せてしまったことについては、脇の甘さを指摘されそうだ。