「ブランド力を再認識させた」
これを受け、ツイッターアカウント「@GapLogo」は、「見たろ。ちゃんと効くんだ」と、ツイッターやフェースブック、数多くのネットメディアの力でグローバル企業の意思決定を覆せることをアピールしている。新聞やテレビは「Gapの新しいロゴが1週間で息絶えた」「インターネットがGapの新ロゴを殺した」などと報じた。
多くの人が「Gapの大失敗」「ネットの勝利」と見る中、この騒動がGapにとってプラスに働いたのではないかという見方や、Gapの対応の早さを評価する意見もある。サイバーエージェント・ネットトレンド研究室長の須田伸さんは自身のブログで、「Gapが消費者にとってどうでもいいブランドに落ちぶれたのであれば、ロゴが変わろうとも話題にならなかった」と語る。新ロゴ騒動は「Gapのブランド価値を人々に再認識させるという役目を見事に果たした」という。