100万円の裏献金を誰かに暴露されることを恐れた
「俺はやられる」というのは全日空から中川氏に手渡された100万円の裏献金。それを誰かに暴露されることを恐れたというのだ。いつ報道されるのかとNHKのニュースをチェックするのが日課になっていたという。
鈴木氏が衆院選に出馬する意志を示したことは中川氏の精神的苦痛にはなったが、出馬をやめたことで円満解決しており、貞子夫人や郁子夫人が書いているような中川氏とのトラブルはなかった、という。そして、自殺に追い込んだ何よりも大きな原因を鈴木氏はこう綴っている。
貞子夫人は中川氏が鈴木氏に頼りっきりの状態に納得がいかず、「鈴木を切って、次男を秘書にしてください」「鈴木と私とどちらが大切なんですか。鈴木を切れないのなら離婚します」と強く迫ったことや、全日空からの闇献金が中川氏の悩みを深め死に追いやった、という。
両者の言い分は全く正反対なのである。