6人全員が東大、半数が灘高出身 高学歴バンド20日にメジャーデビュー

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ファンの6割は20~30代の女性

   園田さんが中学受験のために通っていたという神戸市の大手学習塾「若松塾」のサイトには「名門若松塾出身の東大生バンドが世界デビュー」という文章が10年2月付けで掲載されている。園田さんは中学受験当時から音楽をやっており、練習と勉強の折り合いを工夫してつけながら、ぐんぐんとレベルアップ。当初合格は難しいと言われた灘中高に見事受かった。その後も、同塾を度々訪れ、後輩達に生活と勉学両面のアドバイスを行っていたという。ソノダバンドも同塾のイベントで演奏したことがあるようだ。

   また「中高一貫校の実力」(読売新聞社)という本に収録されている「自分探しに一生懸命だった青春の6年間。母校には、感謝の思いでいっぱいです。」という座談会にも、灘高OBの1人として参加している。

   その後ジャズの名門、米バークリー音楽院への進学も考えたが、親に反対され05年に現役で東大文学部へ。入学祝いはヤマハのシンセサイザーだったという。06年には「キーボード・マガジン」のシンセサイザー・コンテストでグランプリを獲得。08年度から2年間休学し、藤井フミヤさんやゴスペラーズのライブサポート、レコーディングに参加。10年度からまた大学に戻っている。

   そして今回、10月20日にメジャーデビューアルバム「ルネサンス」(ビクターエンタテインメント)が発売される。様々なジャンルの要素が入ったアルバムだが、園田さんの解説によれば根底にあるのは「ロック」。タイトルについては、過去の偉大な音楽・音楽家に敬意を払いつつ、新しい音楽の可能性を拓きたいということで「ルネサンス」なのだという。

   ビクターの担当者によると、ソノダバンドの音楽にはクラシックのような優雅な雰囲気があるため、ファンの6割は20~30代の女性。約1800人が所属するMixiのファンコミュニティには「メジャーデビューすごい嬉しい!応援します!」といった書き込みが多数寄せられている。

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