現地の直販所ならば半値以下もある
岩手県のある森林組合は「今年は1994年の大豊作のときと似ていて、10月下旬までは採れるのではないか」とみている。猛暑も、9月の大雨も結果的にプラスに働いたが、「来年またきちんと発生するかが心配ですよ」といって笑わす。
長野県の産地、豊丘村森林組合は県内外からマツタケを買い求めるお客の応対に追われている。大豊作と聞いて、切れ目なくやって来るという。
今シーズンは10月4日から販売を開始。「当初は高値が付いていましたが、10日ばかりでだいぶ安くなりました」と職員は話す。10月15日時点で、最高級にあたる1等級が1キログラム2万円、2等級が1万6000円、3等級は1万2000円になる。
例年であれば、1等級は1キログラム5万円前後。3等級でも3万円前後だ。現地の直販所などで買えば、商品として市場に出回らない「わけあり品」もあるので、相場の半値以下にあたる可能性もある。
マツタケ農家にとっては、今度は値崩れの心配が頭をもたげているが、それでも「久しぶりのにぎわい」と、大豊作を喜んでいる。