朝食は「スープとパン」に注目 専門店お目見え、粉末スープも好調

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スープで朝食「ダイエット」にもおススメ

佐藤秀美先生は「スープとパンの組み合わせは、からだにとてもよい」と話す
佐藤秀美先生は「スープとパンの組み合わせは、からだにとてもよい」と話す

   朝食にスープを摂ることのメリットを、学術博士(食物学)で栄養士の佐藤秀美先生は「朝は消化器官の働きが十分ではありません。スープであれば、のど越しがよくスッと食べられて、胃に負担をかけません。朝は栄養素が不足している状態なので脳やからだの働きを刺激するためにも、とてもいいです」といって勧める。

   一般的に、健康のためには1日350グラム以上の野菜を摂ることがよいとされているが、2008年度の国民健康栄養調査では、日本人の1日平均の野菜摂取量は295.3グラムと300グラムに及ばない。佐藤先生によれば、「この不足分は、朝食で野菜を食べなかったり、朝食そのものを抜いていると考えられます。まず朝食を摂ることですが、それが野菜入りのスープであれば1日分の野菜必要量である350グラムをらくにクリアでき、食物繊維や水溶性ビタミンなどを補えます」と、栄養バランスのよさも強調する。

   スープとパンの相性も抜群で、その食べ方もいろいろ。最近では「クノール カップスープ」の味の素が、スープにパンを浸して食べる「ひたパン」派と、つけて食べる「つけパン」派に分かれて、どちらが支持されているかWEB投票で決めようという、テレビCMが話題になっている。

   佐藤先生はスープとパンの相性のよさについて、「パンをスープにつけたり、浸したりすることで、パンに含まれている塩分が溶け出てスープの旨みが増す効果があります。たとえばスープによく合うとされるフランスパンは、塩分が多めです」と説明。さらに、パンにつけるバターやジャムが必要なくなり、「ダイエット食としてもおススメです」と話す。

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