不動産経済研究所が2010年10月14日に発表した首都圏マンション市場動向によると、9月の発売戸数は3183戸で前年同月に比べて3.9%増となった。8か月連続で前年実績を上回った。また、前月比でも40.3%増だった。発売戸数全体の54.9%を都区部が占める。
新規発売戸数に対する契約戸数は2383戸で、月間契約率は74.9%。好不調の分かれ目とされる70%を超えて好調に推移した。都心の物件が増えていることで、1戸あたりの価格も前年同月比11.0%上昇して、5024万円となった。
「プラウド市谷仲ノ町ヒルトップ」1期1・2次(59戸、平均価格7009万円)や、「プラウドタワー石神井公園」1期1・2次(94戸、同6501万円)などが即日完売している。
住宅ローン金利が低いことや、住宅ローン減税や住宅エコポイント制度が伸びを支えている。
なお、同時に発表された2010年度上半期の首都圏マンション発売戸数は2万1702戸で、前年同月比24.5%増となった。契約率は78.7%だった。