富士通が、タブレット型の電子端末を来年にも発売することになりそうだ。
2010年10月5日~9日に開催された、国内最大のエレクトロニクスの見本市「CEATEC JAPAN 2010」で富士通は、マイクロソフトの基本ソフト「ウィンドウズ7」を搭載したタブレット型端末の試作モデルを参考出展した。
富士通の山本正已社長は、10日付の朝日新聞のインタビューで、「タブレット系の端末は、技術的にほぼ出来上がっている」と話した。同社広報に問い合わせたところ、具体的な時期ははっきりしていないが、2011年の発売を予定しているとのことだった。その中身は、「CEATEC」に出展した「法人向け」の仕様とは多少異なるが、米アップルの「iPad」のような多機能型で、電子書籍端末としても利用できるものを想定しているという。