南米チリ北部の鉱山で起きた落盤事故について2010年10月9日、同国のゴルボルネ鉱業相が、地下に閉じ込められた作業員33人の救出作業を10月13日にも開始できる可能性があるという見通しを示した。
作業員たちは地下700メートルに閉じ込められており、事故のあった8月初旬から2か月が経過。救出のため、3本の縦穴の掘削作業が並行して行われていたが、現地時間の10月9日午前(日本時間9日夜)、そのうち一本が貫通した。
ゴルボルネ鉱業相は同日の会見で、縦穴の地下約100メートルまでは土が柔らかく、崩れないよう補強工事を行うことを決定したと発表。作業が順調に進めば13日にも救出作業に取りかかり、約48時間で33人全員を救出できる見通しだという。