FXレバレッジ「1倍」 外貨預金より「オトク」と人気

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断然オトクな為替手数料

   NTTのFX業者、NTTスマートトレードでは、口座を開設している投資家の17.2%が「1倍コース」を利用している。「比較的シニアの方が多いのと、やはり初心者ですね」という。

   「1倍コース」を使った初心者の取り込みに、FX業者が使っている「セールストーク」が、為替手数料の安さだ。銀行の外貨預金が50銭~2円(買いと売りの往復)程度なのに対して、FX業者は無料のところも少なくない。

   また、為替相場の動きに、柔軟に対応できるのもFXのよさだ。外貨預金の場合は、預入期間が決まっていて、その期間中に外貨を円に換えることはできない。これに対して、FXであれば、相場が上がればその時点で売れるし、下がったら買い戻すこともできる。

   意外と気づかないのが「セーフティネット」だ。外貨預金は銀行が取り扱ってはいるが、預金保険(ペイオフ)の対象外だ。つまり万が一、銀行が経営破たんしたら、預金は戻ってこない。

   しかし、FXは投資家保護の規制が強化されたことで、2010年4月以降、投資家からの預託金は信託保全(分別管理)が義務付けられたので、FX業者が経営破たんしても、原則預託金は返還される。つまり、ある面銀行の外貨預金より、安心して運用できるというわけだ。

   「FXはハイリスク」というイメージも、「1倍コース」であれば、あまり気にならなくなったようだ。

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