民主党の小沢一郎元代表は2010年9月7日午後、都内で約15分間にわたって報道陣の囲み取材に応じた。小沢氏が報道陣の前でコメントするのは、東京第5検察審査会が小沢氏を強制起訴すべきだと議決して以降初めて。
小沢氏は、
「正式の捜査機関である検察で、不起訴になったという捜査の中身について十分な理解が得られなかったのかなと思い、残念に思う」
などと述べ、議員辞職や離党の可能性については、
「淡々として政治活動は私が必要とされる限り続ける」
と明確に否定した。審査会については、
「まったくの秘密のベールに閉ざされている」
と、人数と平均年齢しか明らかにされておらず、議論のプロセスが開示されないことを暗に批判した。