NHKは「基本的に日本側を先に表現」
NHK広報部にきいてみると、試合開催の場所などにかかわらず「『日韓』戦というように、基本的に日本側を先に表現しています」とのことだった。
一方、フジテレビ広報部によると、「ホームとアウェーを明確に表記したい、と以前からホームチームを先に表記しており、『韓日戦』という表現も以前から使っていた」という。もっとも、過去に韓国内で日本代表チームが戦うスポーツで注目された試合はそう多くはなさそうで、「韓日戦」の表現も多用されたわけではないようだ。
では、米国であった野球の国際大会WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、日本チームと米国チームが戦った際、「米日戦」と表現したのだろうか。この点については「米日戦という響きが一般的かどうかなどを判断し、アメリカ対日本などと表現していたようだ」という。野球の場合、先攻・後攻の問題もある。
また10月6日夕現在、視聴者から「どうして『韓日戦』という順番なのか」という質問や「日韓戦というべきだ」という意見などが「電話で数件」寄せられているという。
2ちゃんねるでは、「韓国ホームの試合なので、『韓国×日本』は気にならないが、『韓日戦』はひっかかる」という指摘もあった。10月4日と5日の夜の日本テレビ、TBS、テレビ朝日の各ニュース番組のスポーツコーナーでは、直近の8日の日本対アルゼンチンの親善試合(会場・埼玉)に注目が集まっていることもあり、12日の対韓国戦に触れた局はなかった。