美少女キャラが登場するアダルトゲーム雑誌に女性用「下着」が付録として付いてくることが話題になっている。下着目当てで購入した人も多いようで、「予想以上の反響だった」と雑誌の編集部ではいっている。
注目を集めているのは2010年10月3日発売の「PC Angel neo」11月号(1260円)。美少女アダルトゲームの専門誌で、この号には「特別付録」として女性用の縞々下着が付いている。
ゲームキャラクターの下着をイメージしメーカーが製造
新作アダルトゲームに登場するキャラクターの下着をイメージしたもので、ピンク、青、黄色3色のうち、どれか1つが封入されている。表紙には、「縞パンは好きですか? 僕は大好きです!」と書かれ、美少女キャラが「下僕のみんなにアタシの脱ぎたてパンツをア・ゲ・ル」と挑発している。
同誌サイトによると、主な素材はポリエステルで中国製。付録とはいえ、実際にちゃんと穿けるよう、下着メーカーと綿密な打ち合わせをし、「女性のラインに合わせた安心の形状」に仕上がっているという。「履ける!被れる!眼鏡も拭ける!」とも書かれている。
東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店では、同誌を2日に入荷して販売。現在、「縞パンフェスティバル」と題し、入り口から入って直ぐの一番目立つ台に同誌を平積みしている。同店担当者によると、買っていくのは20~30代の男性が多く「下着付録といのはコミックではあったが、雑誌では珍しい。販売初日だけで、普段売っている『PC Angel』の1か月分ぐらい売れました」と語る。3色のうち1つがランダムで入っているため、全色揃えるために1人で何冊も買う客もいるという。
編集部「想像力次第で楽しみ方は無限大です」
ネットではツイッターや2ちゃんねるを中心に話題になった。「ホントに需要あんの」「もうやだこの国」「買ったやつ全員逮捕」というものもあったが、「100冊購入した」「帰りに買って帰る」というものも。「アニメキャラなのに脱ぎたてとはこれいかに」とツッコミを入れるものもあった。
「PC Angel」編集部によると、コンビニの実話系雑誌の付録を見て、美少女ゲームでも同じことができないかと思いついた。下着メーカー数社に話を持ちかけたところ、のってきた会社があったので実現したという。
編集部には「下着を買ったら『PC Angel』が付いてきた」という葉書も送られてきたといい、下着目当てで購入した人も多かったようだ。予想以上の反響だったという。担当者は、
「本誌にはこの下着を穿いたキャラの書き下ろしイラストが掲載されているので、『ピンクだったらこのキャラが穿いていたのかな』とイメージして貰えばと思います。読者の方の想像力次第ですね。頭に被ってみたり、『このキャラはフローラルだな』と香りを付けてみたり、楽しみ方は無限大です」
と話している。