「死に装束だ」との抗議が殺到
これに対し、JR九州は「西郷さんのキャラクターを起用したのは、九州を代表する著名な人物であり、南から北上していくイメージがあるから」と、西南戦争前の幕府討伐で九州から攻め上がったことを強調。「決して熊本を軽視したわけではない」と困惑しきっている。ボードのデザインについては現在、熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」に変更することが決まった。
一方、関係者からは「JR九州側の配慮が足りないことが問題」と新たな批判も上がっている。ボード問題に対する熊本市民の不満がまだ収まらない中、JR九州は博多駅と鹿児島中央駅のボードに描いた「西郷どーん」の絵を修正した。着物が誤って「左前」に描かれており、「死に装束だ」との抗議が殺到したためだ。
カウントダウンボードの数字が日ごとに減っていくのに反比例するかのように、JR九州の失態に対する批判はじわじわ高まっている。