ウォークマンがiPod抜いた理由 中高生ら若者に支持される?

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

1万円切る商品でウォークマンがトップ5独占

   iPodに対して「強み」を見せられるとしたら、価格かもしれない。BCNランキングの9月20~26日ランキングを見ると、1万円を切る商品群ではウォークマンがトップ5を独占。1万5000円未満のランクでも、1万2000円前後のウォークマンのモデルが1、2位を占めている。今回発売延期になったウォークマンのモデルは、機能が限定的で楽曲のデータの保存容量が少ない代わりに比較的安価な「エントリーモデル」だ。ソニーによると、価格は販売店によるが1万円~1万2000円ほどだという。

   実はソニーは、2008年ごろから、それまで手薄だった中高生の獲得に力を入れ始めた。懐事情にあまり余裕のない若者たちにとって、ウォークマンというネームバリューがあり、音質が良く、しかも値段の安いモデルがあれば飛びつきやすい。

   とは言え、アップルはiPodだけでなく、音楽を聴く機能を備えた端末としては「アイフォーン」も「iPad」もある。何より、音楽配信サービス「iTunes」は、コンテンツ配信でソニーと差が大きい。「ウォークマン対iPod」ではようやく追いついた感もあるが、その先にはまだまだ乗り越えるべき壁がある。

1 2
姉妹サイト