コンビニエンスストアとスーパーの2010年8月の売上高は、猛暑を「味方」につけたコンビニが好調だったのに対してスーパーは伸び悩み、明暗が分かれた。
日本フランチャイズチェーン協会が9月22日に発表した8月の全国コンビニエンスストア売上高(既存店ベース)は、前年同月比1.0%増の6768億円となり、2か月連続のプラスとなった。猛暑でアイスクリームや清涼飲料が売上げをけん引した。
来店客数も2.9%増の11億9800万人と3か月連続のプラスとなったが、平均客単価は565.0円(前年同月比1.9%減)で、21か月連続のマイナスとなった。
一方、日本チェーンストア協会が同日発表した全国スーパー売上高(既存店ベース)は、前年同月に比べて1.1%減の1兆404億円となり、21か月連続のマイナスとなった。アイスクリームや飲料、ビール類、麺類、スイカ、扇風機やエアコンなどの盛夏商品の売れ行きは好調だったものの、秋物の衣料や玩具類、冷蔵庫や洗濯機が不調だった。
日中の暑い時間帯を避けて、朝夕に来店客が集中する傾向がみられたという。