イベントやセミナーの参加募集にも広がっていく
乱立するクーポンサイトのその日のサービス内容を一覧できる「まとめ」サービスも登場した。現在十数に及ぶまとめサイトの先駆けが、サイブリッジが運営する「オールクーポンジャパン」。同社の社員4人が、2010年6月15日夜10時にツイッター上で知人のつぶやきを見た。グルーポン系サイトがあまりに多いので、すべての当日クーポンを抜き出して、という希望で、翌朝5時半にはサイトをオープンしてしまった。9月16日時点では46サイトをウォッチし、自動更新を行っている。
開発メンバーの1人で、グルーポン系サイト全体の盛り上がりを見てきた同社役員の遠藤彰二さんはこう予測する。
「グルーポン系サイトは集客が命ですから、サイト数が増えればそれが難しくなります。今後はビール1杯程度の少人数でも発行できる低額サービスが出てくるのではないでしょうか。また、瞬時に集客できるという特性をうまく使って、イベントやセミナーの参加募集など、買い物以外の用途も広がっていくと思います」