夫が妻の乳房踏み付ける 霊能団体「猟奇ショー」の不可思議

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SMではなくプロレス趣味がきっかけ?

「SMっぽいと言われますが、性的な暴行などについては聞いていません。また、そうした性的な意図もないと思います。平岩浩二容疑者は、実はプロレスを趣味にしています。その趣味にかこつけてプロレス興行のようなセミナーを開き、人集めをしようと思ったのではないでしょうか」

   確かに、浩二容疑者のサイトには、プロレスについてのうんちくが頻繁に書き込まれている。「プロレスを観戦することには、霊的な意味があると繰り返し言っていたそうです。そして、会員を興行によく連れて行っていたと聞いています」

   司容疑者は、自らのブログなどで、演劇やダンスへの思い入れを語っており、教室も開いていた。酒井洋一弁護士は、「ダンスの動画をいくつも公開していたのは、教義の中で何か意味があるのかもしれません」と言う。

   ロマゾフィー協会のサイトによると、教義は、ドイツの思想家ルドルフ・シュタイナーの人智学を発展させた霊的な思想だという。浩二容疑者は、霊界でシュタイナーと交流があり、その語らなかった事実を元に2002年春に協会を始めたと主張している。

   ところが、被害者の会によると、実態は、暴力や恐喝まがいの金品要求の繰り返しだったという。中には、約3000万円も取られたという男性元会員(52)もいた。入会の動機については、もともと霊的な興味があり、浩二容疑者の著作物を読んでセミナーに参加したことなどだった。テレビの霊能番組からの影響は、特に聞いていないとしている。

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