押尾被告に「致死」罪つかず 「死人に口なし作戦成功」批判も

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ネットではモラル崩壊懸念の声も

   一方で、法的に「致死」が認められなかったことを受け、ネット上では、今後似たような状況下で人を助けようとしなくても問題ない、もしくは助けない方が良い、というモラル崩壊が起きるのではないか、と懸念する声も多数出ている。「下手に」助けようとして相手に障害が残る、などの問題が起きるよりも「見殺しにして死人に口無し作戦にした方が良い」などの指摘だ。

   17日の判決後、東京地検は大鶴基成・次席検事名でコメントを書面で発表した。

「裁判員のご理解を得るべく最大限の努力をしたが、事実認定の一部につき、検察官の主張が認められなかった点については、判決内容を十分検討した上、適切に対応したい」

   一方、押尾被告の弁護側は判決を不服として即日控訴した。押尾被告側は、「そもそも(被告は)保護責任者に該当しない」と主張していたが、完全に退けられた形だ。

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