尖閣諸島問題で中国が「ネット攻撃」? 金沢の高校サイトにハッキング

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過去にもハッキングやサイバー攻撃

   中国紅客連盟の「犯行予告」は、中国のネットニュースでも広く伝えられている。コメント欄を見ると「がんばれ、応援するぞ」「イマイマしい日本消えちまえ」などという意見が並ぶ。一方、騒ぎの張本人である中国紅客連盟のサイトには、9月17日時点で日本から接続できない状態になっている。

   過去にも、日本のサイトが不正に改ざんされた例はある。2008年12月、靖国神社のサイト画面に突然中国の国旗と、ハッキングを示す語句が表示された。侵入者は不明だが、国外からのアクセスの可能性は否定できない。08年は、いわゆる「毒入りギョーザ事件」が発生し、日中関係に軋みが生じた年だ。またサイト改変ではないが、05年1月に靖国神社が、04年からサイバー攻撃を受けていたことを発表。ほとんどのドメインが中国のものだとした。当時の小泉純一郎首相が靖国神社参拝を続けていたことで、04年中国で行われたサッカーアジアカップでは、日本代表が観客から激しいブーイングや妨害行為にさらされ、05年には中国各地で反日デモが起きている。

   金沢大学付属高校ではその後、再度の改変は起きておらず、中国紅客連盟が予告している大掛かりな攻撃は今のところ報告されていない。だが9月18日は3連休の初日、「警備」が手薄になったところで一気に攻勢をかけるという恐れも、まだ捨てきれない。

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