「世論の風」で再選の菅首相 小沢前幹事長の処遇にジレンマ

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人事「現時点では、まったくの白紙」

   一方、小沢ガールズこと田中美絵子衆院議員は、取材に対し、涙目になりながら、「非常に残念な結果です」と答えた。スキャンダルの影響については、「どうなんでしょうか。事実かどうかも分かりませんし、報道に気づいている人もあまりいなかったのでは。私は、影響はなかったと思っています」とした。

   小沢一郎氏が冷遇される可能性については、「処遇は、執行部が決めることですが、小沢さんの豊富な実績を考慮に入れてほしい」と言う。そのうえで、「これまでに党が割れたことはありませんし、挙党一致で行けると思います」と断言した。

   再選後の記者会見で、菅直人氏は、小沢氏などの処遇を聞かれ、「現時点では、まったくの白紙です」と述べ、2010年9月15日にも党幹部らの意見を聞く考えを示した。小沢氏の評価についても、「いろいろ政策的な議論を交わす中で、改めて小沢さんの見識の深さを感じました」と明かしただけだった。

   ただ、小沢外しで人気となった菅氏だけに、挙党一致を演出すると人気がガタ落ちする危険がある。かといって、小沢氏を冷遇すれば、党内に亀裂が入りかねないジレンマがある。菅氏の今後を占うカギは、再選後の人事となりそうだ。

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