放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、2010年7月投開票だった前回参院選に関連して「公平性への配慮を欠いた恐れがある」として、公示直前の6月末から投開票日までに放送された4番組について審議入りすることを決めた。
10年9月10日の討議で決定したもので、該当番組は、TBS「関口宏の東京フレンドパーク2」とBSジャパン「絶景に感動! 思わず一句 初夏ぶらり旅」の再放送、長野県内で放送された長野朝日放送と信越放送の各ニュース番組。
TBSの番組は、著名候補者の所属政党をあてるクイズコーナーで、回答者が特定候補名を連呼した。BSジャパンの番組では、立候補したタレント候補が出演していた番組を投開票日に再放送した。長野県の2番組は、比例代表の投票方法説明の際、同県関係の候補だけを取り上げた。