岡山市に世界初の太陽電池路線バス 屋根で発電、車内照明に利用

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バスの車両価格は通常の約3倍

   普及しないのは、耐久性とともに、コストの問題も大きいようだ。今回の両備HDの路線バスの車両価格は通常のバスの約3倍にもなるという。しかし、大手電機メーカーによると、「技術的には太陽電池だけで電気自動車を走らせることは可能だ」という。事実、シャープ製の太陽光パネルをボディーに埋め込んだ専用のソーラーカーがオーストラリア大陸を横断するレースで優勝するなどした実績がある。「太陽電池で発電した電力をリチウムイオン電池に蓄え、電気自動車の動力として使えば、100%再生可能エネルギーの究極のエコカーが誕生することになる」(大手電機メーカー)。

   自動車への太陽電池の搭載は発展途上にあるが、公共交通機関の路線バスに導入された意義は大きい。車内の照明を再生可能エネルギーで賄い、しかも省エネにすぐれたLED電球というのは、近未来を感じさせる。

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