小栗旬初監督映画がコケる 借金返すため映画出演増やす?

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   俳優の小栗旬さん(27)が初監督した映画「シュアリー・サムデイ」の興収が伸び悩んでいる、と報じられている。赤字になり借金ができた、ともいうのだ。10代のころからの夢を実現したが、今後はどうするのか。

   イケメン俳優として人気が急上昇した小栗旬さんが、20代の若さで映画監督にチャレンジする――。こんな触れ込みで、一時はちょっとした話題になった。

出来そのものは、悪評ばかりでない

話題にはなった
話題にはなった

   その初監督作「シュアリー・サムデイ」は、夏休みに入った2010年7月17日に全国186館で公開された。高校で爆弾事件を起こして退学になった5人の若者が、3年後に偶然再会し、人生の再起を誓って力を合わせるという青春ムービーだ。小栗さん自身が俳優仲間を中心にキャスティングし、自ら宣伝のためにテレビ番組をはしごしたほどの力の入れようだった。

   ところが、夕刊紙や週刊誌の報道によると、話題のわりには客の入りがなく、1か月ほどで公開が終わった。興行収入は、予想の5億円を下回り、3億円ほどに留まった、と推定されている。

   制作費が約5億円だったため、映画は赤字になったと見られ、小栗さんは借金を抱えたというのだ。

   配給元の松竹では、興収などの数字は公表していない。これについて、関係者は、「よほど大ヒットしないと、数字は通常公表していません。小栗さんの映画については、大喜びではなかったと聞いています」と明かす。

   もっとも、映画の出来そのものは、必ずしも悪評ばかりではない。映画ライターの渡まち子さんは、その公式サイトで7月19日、初監督作について「彼の人脈をいかしたキャストのイキの良さが伝わる」「荒削りながら、そこそこ楽しめる」と評価。散漫な部分やリアリティに欠ける部分などがあるとしながらも、100点満点中の50点、エンタメ度の星5つのうち3つを付けた。

   韓国の映画祭では、小栗さんはVIP待遇を受け大喝采となったとも報じられ、情報誌「ぴあ」は7月20日、編集部による出口調査で、同17日公開の8作のうち、満足度ランキングでトップだったと報告した。

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