原口総務相「靖国へ環境整えば」 週刊誌で「公式参拝宣言」

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「参拝する国会議員の会」メンバー

   文春記事によると、原口大臣は、菅直人首相がA級戦犯合祀などの理由から「首相や閣僚が公式参拝することには問題がある」と発言していると指摘した上で、「しかし、そう遠くない時期に、環境が整えば私は靖国神社に参拝したいと考えています。できれば菊の花が咲くころにお参りしたい。(略)」と述べている。

   「環境が整えば」とは、何を意味しているのだろうか。「分祀が実現すれば」という意味なら、小沢氏発言と同趣旨で党政策集(09年)とも矛盾しない。しかし、分祀前の公式参拝を意味するなら菅首相の方針などとは真っ向から対立することになる。一方、合祀の行政手続きが仮に無効であれば、「合祀自体も有効ではなく閣僚参拝は可能に」という主張が生まれてくる可能性も否定できない。

   原口大臣は、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に今も所属しており、「かなり以前から」(同会関係者)のメンバーだ。原口大臣の「公式参拝発言」の真意は、A級戦犯分祀前でも、ということなのか、分祀後ということなのか。「菊の花」云々の表現は、「今(10)年中にも」という意味なのだろうか。

   総務省大臣官房広報室を通じて原口大臣に書面で質問したところ、次のような回答がきた。

「(閣僚としての参拝は分祀実現後なのか、それとも10年秋にも参拝があり得るのかについて)いずれも総合的に判断することになると考えています。私としては、日本人として、靖国神社への参拝がごく当たり前に行われることを願っているものです」
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