「相互フォロー」を推進する団体も登場
その後このユーザーは、「ネタをネタと見抜けない人には(ツイッターを使うのは)難しい」と、釣りであったかのような呟きを投稿。「自分の発言が400人近くにリツイートされる私はツイッターエリートなので、みなさんは私に敬語を使ってくださいね」と煽っている。
また、ツイッター上でのローカルルールとして最近一部で提唱されているものに「相互フォロー」というものがある。フォローしてきた人を自分からもフォローし返すというもので、「相互フォロー推進委員会」という有志の団体も登場している。
福岡や長崎、秋田など各地に「支部」まである。幹部のブログによると、様々な特性を持ったメンバーが互いにフォローし合うことで、相互理解を深め、共存共栄に繋げていくのだという。
8月の段階で70人程のメンバーがいたようだ。ただ、「相互フォローは強制ではない」としているものの、一部メンバーが著名人に対し「フォロー数とフォロワー数に大差がある人はツイッターの本質から離れた『ツイッター知らず』」などと呟いたりするなど、時折ちょっとした騒動となっている。
もっとも、ツイッターがここまで人気となったのは誰でも気軽に利用できるという点だ。ITジャーナリストの井上トシユキさんは
「『電車男』で2ちゃんねるのユーザー数が増えたときも、ネタで『新参者は何か月か敬語』とか書き込まれていました。『フォロワー数多い人には敬語』というのも明らかに釣りでしょう。まあルールを強制しようとする人に対しては、ツイッターの運営会社が言っているのならともかく、勝手に言っているだけだからスルーすればいいのです。別に自分が『はい!賛成しました』と言った訳ではないのですから。スルーはネットの基本です」
と話している。