日本助産師会(加藤尚美会長)は2010年9月7日、ホメオパシーと呼ばれる代替医療をめぐり、会員の開業助産所433か所のうち36か所で過去2年間に、新生児に必要とされるビタミンK2のシロップを投与しなかったケースがあったと発表した。ビタミンK2のシロップの投与自体は全助産所で行われていたが、この36か所では、「薬剤拒否の妊婦からの強い希望があった」「妊婦が選択した」などとして、ビタミンK2を与えずに、ホメオパシーで使用する砂糖玉「レメディー」を投与した例があった。同学会では、レメディーをビタミンK2のシロップの代用として使わないように指導した。