「目立つのが好き。心配されるのが好き」 監禁解放の常岡さん、過去にも「拘束」経験

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   アフガニスタンで人質として拘束されていたフリー・ジャーナリストの常岡浩介さん(41)が2010年9月6日、帰国した。常岡さんは世界の紛争地域を20年近くに亘って取材しており、過去にも「拘束」の経験がある。Twitterには「無事に帰ってきて良かった」といったメッセージが大量に寄せられている。

   常岡さんは3月下旬にアフガニスタンを訪問。3月末にツイッターにはアフガン北部のタリバン支配地域に入ったと投稿している。4月1日朝に最後の呟きが投稿され、行方が分からなくなった。

100万ドルの身代金要求される

   その後、4月上旬に日本国内通信社や新聞社がタリバン筋の情報として、常岡さんがタリバンに拉致され、アフガン北部で拘束されていると報道。6月に毎日新聞が本人に電話取材した際には、民家の小部屋に監禁されており、健康状態は良好。犯行組織は身柄解放の条件として100万ドルの身代金を要求しているが、常岡さんは「応じれば再び同じ事件が繰り返される」と要求に応じないよう訴えていた。

   現地で身柄が解放されたのは9月4日。その前後にもツイッターに投稿している。アフガン当局がタリバンの犯行と断定しているので日本メディアもそのように書いているが、実際はタリバンになりすました「腐敗した軍閥集団」による犯行と説明。「イスラム党(ヒズビ・イスラミ)」に属する地方軍閥だといい、アフガン当局が事実を発表することはないとしている。

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