秋葉原で行われている「女性用下着を冷蔵庫で冷やして売る」という奇抜な取り組みが、中国や台湾のニュースサイトに次々に取り上げられ、「日本人が変態なのは世界的に有名だ」という声すらあがっている。
思わぬ話題を集めているのは、東京・秋葉原のアダルトグッズ店が2010年8月発売した「冷やししまぱん」なる商品。通常であればアイスクリームの容器に使われるようなプラスチックの容器の中に、下着が収められて冷蔵庫で販売されているというもの。価格は980円で、色はピンク、ブルー、ミントの3つがあり、ブルーが一番人気を集めているという。
「暑い時こそキーンと冷えたこちらをどうぞ!」
店舗の8月5日付けのツイッターによると、発売時の触れ込みは
「こんばんは!毎日暑いですよね~。そんな暑い時こそキーンと冷えたこちらをどうぞ!」
というもの。秋葉原では直後にブレイクした様子で、ツイッターでも、
「冷やししまぱんの人気っぷりに嫉妬w 被ってもいいし、おでこにあててもいいし、履いてもいいです」
と好調ぶりをアピールしている。2010年8月8日には、秋葉原の動向をカバーしている「アキバBlog」にも詳しく紹介された。
国外に「飛び火」したのは、その直後の8月10日のことだ。台湾のニュースサイト「NOW NEWS」では、「はいても良し、かぶっても良し、おでこに当てても良し」と題して、この「冷やししまぱん」を紹介。
売り場の写真を5枚も掲載
「暑さを吹き飛ばすような商品が発売された」
「ネット上の反応はまちまちで、『値段が高すぎる』という指摘もある」
などと伝えている。
また、記事は香港紙「明報」経由で、香港のヤフーにも配信されている。このせいで知名度が高まったのか、8月17日ごろには、
「変態!日本人は公然と冷えた少女の下着を売っている」
と刺激的な見出しがついた記事が中国内のブログや掲示板に続々と登場。売り場の写真を5枚も掲載し
「これはまさにアイスクリームだ。日本のアダルトショップが売っている、女の子がはく冷たい下着だ。日本人の変な癖は世界的に有名で、こんな冷たい女の子の下着の価格は980円だ」
などと説明されている。
なお、この「冷やししまぱん」、かなり好評だった様子で、8月30日時点で販売終了している。