結局は立候補、小沢前幹事長 「トロイカ宣言」何だったのか

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「政治とカネ」問題どこへ

   小沢氏の立候補については、歓迎の声も出ていた。民主党出身の西岡武夫参院議長は30日、日本記者クラブでの講演で「(小沢氏は)常に注目を集めているが、もうけりをつけないと日本の政治のために良くない。これで出なかったら小沢一郎ではない」などと語っていた。

   一方、「政治とカネ」の問題を理由に約3か月前、鳩山前首相とともに幹事長職を引いた小沢氏の「復帰」には批判もある。鳩山氏は10年6月2日の退陣表明の際、「政治とカネ」問題を理由に小沢氏にも辞任を求めたとして「『そのことによって、新しい民主党、よりクリーンな民主党を作り上げることができる』と(小沢氏に)申し上げた。(小沢氏も)『分かった』と…」と明かしていた。こうした経緯を踏まえ、小沢氏が代表選立候補を最初に表明した8月26日の翌日には、朝日新聞が朝刊社説で「あいた口がふさがらない」などと評していた。

   「代表選はすでに(小沢氏)圧勝の勢い」(週刊ポスト、9月10日号)などの指摘がある一方、「首相(党代表)にふさわしいのは菅氏78%、小沢氏17%」(毎日新聞、8月30日付)という世論調査結果もある。

   今後、激しい票の奪い合いの中で、どれだけ政策論争が進むかが課題となりそうだ。代表選は9月1日に告示され、投開票は14日だ。

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