冷静さ求める読売新聞
一方、産経新聞は2010年8月27日付の「主張」で、小沢氏の出馬について、「政治とカネ」の問題で信頼を失ったとして、「国の指導者に不適格だ」としている。
各紙とも、「政治とカネ」の問題を棚上げにしていいとは言ってはいない。ただ、朝日新聞ほど、辛らつでも激しくもない。
また、どこも「民主、権力闘争鮮明に」(毎日新聞)、「菅・小沢氏 全面対決」(朝日新聞)、「菅VS小沢 多数派工作」(読売新聞)と、今回の民主党代表選が政界再編へと向かうきっかけになるとの見方を強めている。
そうした中で、読売新聞の社説は「日本の針路を競う代表選に」と題し、「与党第1党の代表選は、首相選びに直結する。『親小沢』か、『脱小沢』かではなく、あるべき日本の針路を論じ合って雌雄を決してほしい」と、冷静さを保つよう求めている。