2010年7月の外食売上高(全店ベース)が前年同月比2.5%増となり、1月以来6か月ぶりに前年を上回った。客数は2.9%増、客単価は0.4%減だった。日本フードサービス協会が8月25日に発表した。梅雨明け後の好天で外出機会が増えたことや、前年より土曜日が1日多かったことがプラスに働いたようだ。
部門別では、ファーストフードは牛丼チェーンなどの和風部門が売上高で前年同月比1.3%減らしたものの、洋風(8.1%増)や麺類(13.8%)、持ち帰り米飯・回転寿司(1.5%増)などが大きく伸ばしたことで、全体では6.5%増となった。
このほかに好調だったのが、喫茶部門とディナーレストラン部門。喫茶は1.1%増と、08年10月以来のプラスを確保。単価の高いディナーレストランも2.5%伸びて08年3月以来のプラスとなった。
逆に、ファミリーレストランは焼肉部門(0.2%増)が健闘したものの全体では1.6%減。パブレストラン・居酒屋は2.6%減と前年を下回った。