鹿児島県阿久根市の竹原信一市長に対するリコール(解職請求)の賛否を問う住民投票が実施される見通しとなった。2010年8月25日、「阿久根市長リコール委員会」が、住民投票実施に必要な有権者数の3分の1(約6700人)を上回る8420人分の署名が集まったと発表した。今後、市選管の署名簿審査などを経て年内にも住民投票が行われる見込みだ。
阿久根市では、これまで竹原市長が議会を開かず専決処分を繰り返すなど、市長派と反市長派の対立が深まっている。この日市長はほぼ半年ぶりに市議会に出席して、この間の専決処分を報告。紛糾の末、議会側は副市長人事を反対多数で不承認とした。