2011年4月の経営統合に向けて協議していた住友信託銀行と中央三井トラスト・ホールディングスの新社名が「三井住友トラスト・ホールディングス」に決まった。早期の経営統合を図る目的から、現・中央三井トラストHDを活用して商号を変更する。統合比率は、住友信託の株式1株に対して、三井住友トラストHDの株式1.49株を割り当てる。2010年8月24日に、最終合意した。
The Trust Bank」を掲げ、銀行、資産運用・管理、不動産の事業を融合した新たなビジネスモデルで、独自の価値観を創出する信託銀行グループをめざす。16年3月期の連結当期純利益を、11年3月期予想に比べて約8割増の2200億円程度まで拡大するのが目標。
三井住友トラストHDの会長は、常陰均・住友信託社長、社長には田辺和夫・中央三井トラスト社長が就く予定。経営統合の第1ステップでは、三井住友トラストの傘下に、住友信託、中央三井信託、中央三井アセット信託の3社を置くが、第2ステップの2012年4月をめどに3社を統合し、「三井住友信託銀行」とする計画。