1974年のオープン以来、名古屋玄関口の顔として親しまれてきた松坂屋名古屋駅店が2010年8月29日に閉店する。
名古屋駅前の再開発計画で、入居ビルを所有するJR東海との交渉が折り合わず、2月に閉店を発表していた。閉店まであと4日となり、閉店セールには連日大勢の買い物客が押し寄せている。
同店の売り上げは、ピーク時の91年度に約297億円を記録したが、不況や00年にオープンした近隣のジェイアール名古屋タカシマヤとの競争激化の影響で、09年度には104億円にまで落ち込んでいた。
ビル跡地には、商業施設やホテルを併設する高さ220メートルの超高層ビルが建てられる。新ビルは17年度をめどにオープンする予定だ。