タイガー・ウッズついに離婚 離婚申請書が芸能サイトに「流出」

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   不倫騒動が相次いで発覚していたプロゴルフのタイガー・ウッズ選手(34)とエリン夫人(30)との離婚が正式に成立した。離婚は時間の問題だと見られていただけに、決して驚きを持って受け止められている訳ではないが、離婚申請書の全文だとされる文書が芸能サイトで公開されたり、かつての不倫相手が「彼を取り戻したい」と語ったなどと伝えられたりするなど、余波が広がりつつある。

   ウッズ選手とエリンさんは04年10月に結婚し、2人の間には2人の子どもがいるが、09年11月、フロリダ州オーランドの自宅近くで起こした自動車事故をきっかけに不倫が次々に発覚。米メディアによる愛人に対する取材合戦が過熱し、「18人目」の存在を指摘するメディアも登場。ツアー出場の自粛にも追い込まれた。ウッズ選手は、10年2月になって不倫を認め、テレビカメラの前で陳謝。4月のマスターズから公式試合に復帰したものの、成績は低迷が続いていた。

「婚姻関係は、修復不可能なほどに破壊された」

ウッズ選手は、離婚を公式ウェブサイトで発表した
ウッズ選手は、離婚を公式ウェブサイトで発表した

   このような状況から、「離婚は時間の問題」とみられていたが、8月23日になって、ウッズ選手とエリンさんが、ウッズ選手の公式ウェブサイトで、同日付でフロリダ州の裁判所で離婚手続きが完了したことを発表した。声明文では、

「結婚が終わったことは悲しいこと。互いの未来の成功を祈る。私たちは、もはや夫婦ではないが、2人の素晴らしい子どもの親だ。子どもの幸せは、私たちにとって最も重要なことだし、これからもそうだ」

などと綴られている。

   2人いる子どもの親権は、ウッズ選手とエリンさんが共同で持つことが明らかにされたものの、慰謝料などの離婚条件については不明だ。

   だが、一連の不倫問題を詳報してきた芸能ニュースサイト「TMZ」によると、エリンさんは少なくとも1億ドル(85億円)の慰謝料を受け取る見通し(5億ドルと報じる米メディアもある)。さらに同サイトでは、32ページにおよぶ離婚申請書の全文も公開されている。

   文書によると、離婚手続きは、エリンさん側が提起する形で7月3日・4日に始まり、「2人の間の婚姻関係は、修復不可能なほどに破壊された」との記述もある。エリンさんは、離婚後は旧姓を名乗ることも求めている。さらに、書類には、ウッズ選手とエリンさんが4時間の育児教室を受講したことを示す証明書も含まれている。ただし、一連の書類には、やはり慰謝料についての記述は見あたらない。

「第1の女」、ウッズ選手を「取り戻したい」

   また、TMZでは、「元愛人」の動向も、続々と伝えている。

   かつて、テレビ番組で「第2の女」としてウッズ選手との不倫関係を謝罪したジェイミー・グラブスさんは、同サイトに対して

「自分を含め、女性をぼろ人形のように扱ったことを恨まれるべきだ」

と、ウッズ選手を批判。エリンさんが離婚を決断したことについては「まったく、もっともなこと」とした上で、

「いくらの慰謝料で(離婚協議が)妥結したにせよ、彼の(不倫という)選択でエリンさんが公の場で恥をかかされたという事実は消えない」

などとエリンさんをかばった。また、「第1の女」として報じられたレイチェル・ユチテルさんは、

「ウッズ選手が独身になった今、ウッズ選手を取り戻したい。そのためには、『すべてを投げ打ってもいい』」

などと、近い友人に語ったと報じられている。

   ウッズ選手をめぐっては、これまでに20人近い愛人の存在が指摘されているだけに、今後も逆風が吹く可能性もありそうだ。

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