「芸能界の盛り上げ役がなくなり、さみしい」
井上公造氏はツイッターで、「ボクにとっては師匠であり、仲人でもある。いまだに信じられない。本当にお世話になりました。たくさんのことを教えてもらいました。ご冥福をお祈りいたします」とコメントしている。
また、芸能リポーターで目黒区議の須藤甚一郎氏は日刊スポーツで、「取材はすっぽんのようにしつこかった。芸能界の盛り上げ役がなくなり、さみしい」と語った。
「闘病中もスクープを届けたい」と、最後までリポーター魂を燃やし続けていた梨元勝さん。2010年6月に、肺がんであることを公表して闘病生活に入ったが、それからわずか2か月の8月21日に、入院先の東京都内の病院で亡くなった。65歳だった。
亡くなる直前の19日には、ケータイ・サイトの「梨元・芸能!裏チャンネル」で、「ショーケンの恋愛は不滅。熟年カリスマは変わっていなかった」とショーケンこと萩原健一さんとカリスマ主婦モデルの冨田リカさんとのロマンスにコメントを寄せるなど、芸能情報を配信し続けた。
梨元さんは大学卒業後、講談社の「ヤングレディ」で取材記者を務め、その後、芸能レポーターに転身。テレビやラジオで活躍。数々の「特ダネ」をモノにしてきた。最近は「弱腰」のテレビと距離を置き、ブログやツイッターを駆使して、自らの闘病記を含め、情報を届けていた。
オフィシャルブログとしては8月6日が最後で、親子3人での夕食を摂ったことなどを、うれしそうに伝えていて、翌週からの抗がん剤治療に「頑張る」と結んでいた。