日本の音楽シーンに影響を及ぼしてきたCD販売店「HMV渋谷」が、2010年8月22日に閉店した。
同店は、外資系CDショップHMVの国内1号店で、1990年から20年間にわたり営業を続けてきた。国内最大級の売り場面積を誇り、アーティストを間近に見られるインストアイベントを企画するなど、若者の支持を獲得。最盛期の90年代には「渋谷系」と呼ばれる音楽ジャンルの発信源として注目を浴びた。2000年以降、音楽市場の縮小や音楽ソフトのインターネット配信によりCDの売り上げが落ち込み、HMVジャパンが6月に閉店を発表していた。
最終日には、ゆかりのアーティストがライブイベントを行い、閉店を惜しむ大勢のファンが駆けつけた。