デジタルサイネージ広告の注目度を探る実験
同社は大日本印刷、美人時計などと組み、JR大阪駅構内の地下道に42型の液晶パネル12枚を並べたディスプレー(横3.1メートル、縦1.9メートル)を設置。2010年12月末までの午前7時~午後11時に、15秒ごとに美人時計と企業の広告を交互に切り替える。広告を出すのは、リクルート「ゼクシィ」などだ。広告料は1カ月当たり約50万円という。
今回の美人時計は、あくまで広告の実証実験で、①デジタルサイネージ広告が駅構内でどれだけ注目されるか②デジタルサイネージに適したコンテンツは何か③その他、広告媒体の課題は何か――などを検証するためという。今回の設置場所は、JR大阪駅構内といっても、改札外の地下道で店舗などはなく、現在は通勤・通学客らがあわただしく通り過ぎるだけ。ここに大画面の美人時計を設置することで、通行人の足を止め、視線を広告に向けさせるのが狙いだ。
2010年8月6日に始まった実証実験の出足は順調で、男性を中心に「美人時計大阪版」の注目度は高いようだ。美人時計には公募の男性をモデルにする「美男時計」などもあり、屋外の広告媒体としてのポテンシャルは高そうだ。