京都が生んだ伝説のスポーツカー 京大ベンチャーEVで復活目指す

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試作車は11月に発表する予定

   試作車は11月に発表する予定で、「量産販売も検討する」という。今回はプロトタイプの鮮やかなボティーが公開された。

   EVのスポーツカーは米国のベンチャー、「テスラ・モーターズ」が市販で先行しており、トヨタ自動車がEV開発で資本・業務提携した。テスラは高性能スポーツカー「テスラロードスター」の日本への輸出を開始し、年内には東京に直営店を新設する予定という。

   しかし、テスラは量産セダンの開発費がかさみ、2010年4~6月期は最終赤字になるなど、EVの量産と普及には資金面の課題が多い。テスラがトヨタと資本提携した狙いも経営の安定にある。

   京都の「グリーンロードモータース」の社名は「緑に覆われた道を颯爽(さっそう)と走るクルマ」をイメージしているという。京都には京セラ、日本電産、村田製作所など日本を代表する有力な電子部品メーカーが集積しており、EVの研究開発の素地がある。

   合わせて京都は、スポーツカー開発の聖地でもある。日本を代表するレーシングカーの名門コンストラクター(製造会社)「童夢」は京都で生まれ、同じく京都の衣料品メーカー「ワコール」と組み、スバルの水平対向エンジンを使ったスーパースポーツカーを開発するなど、自動車開発の文化と歴史がある。今回のトミーカイラZZの復活は、大手自動車メーカーにはない京都の技術と文化の潜在力を内外に示すに違いない。

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