スタジオジブリのキャラクターグッズが、原子力発電所のPR施設で展示、販売されていることについてインターネットで批判が相次ぎ、ジブリが出店を取りやめることが2010年8月19日に分かった。ジブリはホームページで、「重大な判断ミス」「思慮が足りなかった」とお詫びしている。
キャラクターグッズが販売されていたのは、東京電力福島第2原子力発電所「エネルギー館」1階にある「どんぐり共和国」で、2005年7月から出店していた。人気キャラクター「トトロ」の人形の横に節電を呼びかける看板があるものの、直接原発をPRする展示はされていない。
2ちゃんねるやツイッターでは、ジブリの対応について「立派じゃない」「安全ならいいけど、何か起こったらジブリキャラのイメージも悪くなるだろう」という肯定的な意見がある一方で、「PRぐらい好きにさせてやれよと思う」「ゆるい言論圧殺のような感じで気持ち悪し」と批判的に受け止める向きもある。
きっかけはツイッター上のあるつぶやきだったようだ。エネルギー館内を紹介した記事を見ての感想。これに同調するコメントや電話で広報に問い合わせたというコメントが続いて対話が広がった。