韓国の次は台湾観光客を狙う 秋田県「アイリス」効果に期待

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   人気俳優イ・ビョンホンさんが主演した韓国ドラマ「IRIS」(アイリス)のロケ地として脚光を浴び韓国人観光客が急増した秋田県。2011年1月にも台湾で「IRIS」が放送されるため、今度は台湾からの観光客の増加を期待している。台湾からの観光客向けに「台湾語講習会」を開催する鉄道会社も現れた。

鉄道会社は「台湾語講習会」を開催

   「台湾語講習会」を社内で開催したのは第三セクター・秋田内陸縦貫鉄道。秋田県北部を走る94.2km、29駅の鉄道会社だ。2010年7月12日、13日に行われた講習会には社員や観光アテンダント22人が参加。秋田市在住の中国語講師が「台湾語」と中国語(北京語)の違いを説明し、「こんにちは」などの挨拶や「この列車は角館行きです」といった案内の仕方を教えた。

   秋田内陸縦貫鉄道によれば、秋田県の観光課が進めている海外観光客誘致策によって2年前から台湾からの観光客が増加。2009年の鉄道利用者は前年の6・5倍の4000人に増えた。台湾からの観光客は、秋田の雪や、山を切り開いて走る電車に強い興味を持っているという。

   同社では「アイリス」効果で韓国からの観光客が増えたため、2010年5月に韓国語の講習会を開き対応を強化。台湾で「アイリス」の放送が予定されているため、事前に対応しておくことにした。

「現在は台湾からの観光客は団体客が殆どですが、アイリスの放送が始まれば個人旅行者が増えると思われます。今回の講習はそれに備えた形です」
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