ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の金先物相場が上昇して、2010年8月17日に1か月半ぶりの高値水準に達した。取引の中心となる12月限月の取引で、前日比2ドル10セント高い、1オンスあたり1228ドル30セントで取引を終えた。終値としては6月末以来の水準となった。
米国景気の後退懸念が強まり、外国為替市場でドル売りが進行するなど運用リスクが高まったのを受けて、比較的安全な投資先として金が注目されている。
東京工業品取引所(TOCOM)の金先物価格は、前日に比べて9円高い、1グラムあたり3375円、金ミニも同9円高の3379円と上昇している。金現物も、田中貴金属工業の小売価格で前日比10円高の3572円だった。