北朝鮮は外国サイトを攻撃する専門部署を運営?
見出しも、ただ単に「10.4宣言」「6.15共同宣言」と書いてあるだけの味気ないものが多い。なお、両宣言は、00年と07年に南北両首脳が会談した時の共同声明の別名だ。これが影響しているのか、フォロワー(読者)数は、8月16日17時現在で約1000と、低調だ。
これらのサイト、「わが民族同士」を名乗ってはいるものの、実際に北朝鮮当局が運営しているかどうかは定かではない。だが、8月15日時点で、ソウル発の
「北朝鮮、ツイッターでプロパガンダ攻勢」(AFP通信)
「北朝鮮、ツイッター熱に乗ってプロパガンダ攻勢強める」(聯合ニュース)
といった記事が続々と配信されており、なかば既成事実化している。両記事では
「北朝鮮は、米国や韓国などの外国ウェブサイトを攻撃するための専門部署を運営していると信じられている」
などと指摘しており、ソウルでは、このような背景が、ツイッターやユーチューブへの北朝鮮の関与を裏付けていると受け止められているようだ。ただし、今回開設が明らかになったツイッターのアカウントはすべて韓国語で書かれている上、仮に想定読者層が韓国人だったとしても、リンク先の「わが民族同士」は、韓国からはアクセスすることはできない。この点では、どの程度プロパガンダが成功するかは未知数だ。